始めに
編輯後記は綿密に読む必要がある!
曄歌の稿は徹底的に読み、完全に理解する必要がある。
四短詩の解説は、漢語に馴れるために、敢えて日本語版を用いず漢語版を用いた。其れは記述が簡易で、殆ど知っている事柄なので、全部読めなくとも、理解できるからである。
日本詩歌との共通性を意識すると、其れは中々に高度で容易に出来るものではない。依って句の綴りと配置を修得するだけで充分である。
四短詩の詩法は簡単で、誰でも容易に出来る。漢語は殆ど、[主語]+[述語]+[客語]の構成で、順序もこの通りで無ければならない。句の構成は一字、二字、三字、四字が基本である。
曄歌などの新短詩は三字と四字の構成で、此が自由に戸惑い無く綴れれば、漢詩詞の句は総て戸惑い無く綴れる。
幾つかの句が集まって作品となる。新短詩は三句、四句、五句の構成である。句意配置の要旨を会得すれば、漢詩詞は総て戸惑い無く綴れる。
何事にも謂えるが、取得の第一歩は真似である。作品例が沢山有るので、先ずは丸写しから始め、次いで少し文字を入れ替え、その次に全部入れ替える。
句の構成と句の配置を会得するのは、理屈ではなく体験である。最低でも曄歌・坤歌・偲歌・瀛歌、各体一百首あて四百首を綴らなければ成るまい。馴れてくれば、思ったほど手間取らない。
此処で懶けると、後で数倍も手間取る事必然!
此から後は
1−紙面を一頁ずつ捲り、最後まで一通り眺める!
2−目次や索引の項目を一通り眺める!
此で本書ので学習は終了である!
次の巻へ!
3−暇が出来たら、辞書を頼りに作品を読む!
殆どの漢詩詞作品は、五字か七字の句で、語順は厳格だが、省ける文字は省いても成り立つ文法で、辞書を頼りに誰にでも読める。 ○○主語+○○述語+○○客語
○○主語+○○述語
(述語が自動詞ならば客語がない)
○○述語+○○客語
(主語を省略する場合もある)
前句(主語)+○○述語+○○客語
(前句そのものを主語として、其れ に続く句は、述語と客語とする)
漢詩詞は外国語の作品で、貴方は貴方の好きに読めば良いので、訓読法に拘束されることは全く無い。
曄歌坤歌偲歌瀛歌三連五七律自由漢詩笠翁対韻羊角対漢歌漢俳填詞詩余元曲散曲楹聯はこの講座に記載があります