漢詩詞教本新短簡02 中山逍雀漢詩詞創作講座填詞詩余楹聯こちらからお探し下さい

坤歌

 ここでは簡便な作詩法をご披露します。細部に渉る研究はテキスト(提案書)を参照してください。
先ず用意していただく物
 http://bekkoame.ne.jp/ha/katushika (吟社主宰の個人ページ)の“テキスト+普通話詩韻”をプリントアウトして手元に置いてください。
詩歌の約束事 1−内容は世間諸事 社会趣聞 に限ります。
          2−型式 漢字 3文字+4文字+3文字
          3−押韻 必要
          4−日本語は“ ”で括る
実作
○○◎+○○○○+○○◎ または○○○+○○○◎+○○◎  として◎のところは、韻表から拾い出した文字を当てはめる。
5支韻を開いて下さい。
“一夜漬”, 無恥無知。 腐儒厄。
知と厄は5支韻の中から拾い出した。
一夜漬けは日本語だから“ ”の中に夾んだ。 

10姑韻を開いて下さい。
嗣子俘。 爺父辛苦, 不知汚。
親草鞋子草履孫雪駄と言う言葉がある。勿論日本語。 
不知汚とは汚れを知らぬ純真とも取れるが、汚れそのものを知らないとも取れる。
二通りに読ませて興趣を引き出す。
俘と汚は10姑韻の中から拾い出した。

7斎韻を開いて下さい。
出洞狸。 “知事選挙”, 我大医。
穴を這い出る狸と云えば春先の事だろう。勿論季節語だが内容が規約にそぐわぬから曄歌ではない。坤歌のたぐいだ!(小医は病を癒し、中医は人を癒し、大医は國を癒すと云う)  
“洞古狸”。 “知事選挙”, 我大医。とすれば、季節に関わりなくなる。このように少しずつ文字を入れ替えるのが練習の一方法
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