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宝塔体 TopPage

 遊戯の一類と言われている詩型で、一言から始まって、七言二句の構成で終わりとなるので、一七体とも言われ、作品の見た目が、階段のようになっているので、階梯体とも言われる。或いは亦、塔の形にも似ているので、宝塔体とも言われている。

 平仄の譜面を捜してみたが見あたらなかったので、中国の詞壇に問い合わせ、又幾つかの作品から類推すると、以下の如くとなった。

其一

◎。
●●,○◎。
○○●,●●◎。
○○●●,●●○◎。
○○○●●,●●●○◎。
●●○○●●,○○●●○◎。
○○●●○○●,●●○○●●◎。

其二

◎。
○●,●◎。
○●●,●○◎。
●○○●,○●●◎。
●○○●●,○●●○◎。
○●●○○●,●○○●●◎。
●●○○○●●,○○●●●○◎。

考察
 上記の平仄譜は下記の七言句平仄配列の抜き出しに外ならない。これが正しいという確信はないが、過ちとも言えない。概ねこのように作ればほぼ通用する。
 下記の配列は幾種類か作ることが出来るが、どれでも概ね同じと見てよいる

○○●●○○●,●●○○●●。 韻一字      一言句
●●○○○●●○○●●●○◎。 二音節句    二言句
○○●●○○●●●○○●●◎。 一音節句    三言句
●●○○○●●○○●●●○◎。 二音節句    四言句
●●○○○●●○○●●●○◎。 一音節句    五言句
●●○○●●○○●●○◎。 二音節句    六言句
○○●●○○●●●○○●●◎。 一音節句    七言句

茶・唐元○;禾+眞

茶。
香葉,嫩芽。
慕詩客,愛僧家。
碾雕白玉,羅織紅紗。
銚煎黄蕊色,碗轉曲塵花。
夜后邀陪明月,晨前命對朝霞。
洗盡古今人不倦,将知酔后其堪兮。

 

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