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話題7 | ■従前記事の転載 管理人 2005/1/10(月)14:03返事 / 削除

■歩韵訪桂浜 某氏

 添削依頼玉稿です。メールによる返信が出来なかったので此処に掲載し、其の任に充てます。

  歩韵歩韵訪桂浜
  体諒瑞雲先生心情,根拠曾遊回想歩韻呉堂先生「訪桂浜」

○○●●●○◎ ○●○○●●◎  
青々一髪水連天,沙上松林翠色鮮。  

●●○○△●● ●○△●▲○◎
志士心中書巻外,一時過客不知妍。

評:転句を書き換えました。思索海は意味不明ですから、書巻外としました。世の通説以上の事があるのだろう・・・
評:合句は曖昧で有るが、書き換えるほどのことも無いと思います。源玉の「妍」は風景描写ですが、ここでは、志士心中の妍を云っていると解釈できます。
評:青々一髪水連天の句は剽窃の誹りを受ける憂いが有るので、変更を勧めます。
評:日本人は、作品に「,」と「。」を入れないのですが、此は間違いですから、必ず入れてください。
註:「、」と「,」は中国では区別されていますから、間違いの無い様にしてください。
註:「,」は句の区切りです。
註:「、」は句の中の更に小さい区切りです。
註:歩韵と次韵とは同じ意味に用いられています。
註:歩韵作品の要点は、まず源玉の意を継ぎ賛意を述べます。「そうですね!」次に自分の意志を述べます「私はこう思う!」

源玉
「訪桂浜」鈴木呉堂
観光萬里謝晴天,縹渺澄波松翠鮮。
開国描胸倒凶刃,名勝屹立桂浜妍。
( 添削依頼原稿 / )

( 老生新規技術に奮闘中 )


投稿3 | ■従前記事の転載 管理人 2005/1/10(月)14:15返事 / 削除

■巣鴨刺抜地蔵街 某氏

  “巣鴨刺抜地蔵街”
老輩談笑相約来,尊崇地蔵寺門隈。
清心信仰忘塵累,堂外賈人勤“蓄財”。

評:巣鴨刺抜き地蔵尊は年寄りの原宿と云われるところで、年寄りでごった返して居ます。東京山手線沿線の名所で有る。

評:日本人の作品を見ますと、多くが、文字遊びの域を出ていません。立派な事を述べるのが漢詩だと思っているのでしょう。そう言う作品に出会ったら、「貴方はそんなに偉いのですか!」と云ってあげて下さい。

評:巣鴨地蔵尊の詩は、言い得て妙です。
  堂外賈人勤“蓄財”、この言葉は、誰にでも書ける句ではありません。

注:蓄財;漢語では別の文字を用いますが、Waveで表示できないので、日本語を用いた。

( 老生新規技術に奮闘中 )


投稿2 | ■従前記事の転載 管理人 2005/1/10(月)14:13返事 / 削除

■訪彩帆島(サイパン島) 某氏

  訪彩帆島(サイパン島)
炎暑幽香南国花,涼風爽爽笑声奢。
干戈昔日可回想,陸海穏天群舞鴉。

評:作品は地に足が着いています。
  転句と合句の案配が当を得ています。
評:混沌とした世界情勢の現在、転句は・・・可回想と、伸びきったゴムのように、緊張感を失った民衆に、一喝しています。

( 老生新規技術に奮闘中 )


投稿1 | ■従前記事の転載 管理人 2005/1/10(月)14:05返事 / 削除

■玄泉草堂懐古 某氏
  添削依頼原稿ですが、メールの返信が出来ませんでした。依って、ここに掲載し其の任に充てます。(源玉は省略します)

玄泉草堂懐古

●○●●●○◎ ●●○○●●◎
榎陰只管汲玄泉,子弟偏欣翰墨縁。

●●○○○●● ○○●●●○◎ 
一望隈江今昔感,師風正楷洽周辺。

評:起句は実句:承句は虚句:転句は実句:合句は虚句で配置は整っています。
評:承句は起句の句意を継ぐのですが、此も整っています。
評:転句は視点を換えるのですが、此も整っています。
評:合句は結論を言い切らない。この言い切らないことが要点ですが、整っています。言い切らないと云うことは、読者が思考する余地を遺して置くのです。 
評:転句の一望隈江塵外境と合句の師風正楷洽周辺は繋がりません。途切れてしまっています。ですから一望隈江今昔感としますと、合句に繋がります。
( 添削依頼原稿 / )

( 老生新規技術に奮闘中 )


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