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話題63 | ■桂林と妙義山  中山逍雀 2007/11/6(火)22:23返事 / 削除

 若い頃中国桂林の絵を見てとても感銘を受けた。
  実物を見たかったが貧乏な私にはとても叶わぬ夢であった。
 妙義山がとても似ている印象を受けたので早速見に行った。
 国道から県道、村道へと入り、その姿は、絵で見た桂林の景と重なって、今でも脳裏に焼き付いている。
 その後、生活も楽になり中国桂林の綺景を見ることは出来たが、若い頃見た妙義山の綺景は、人生の辛酸と織り混ざって私の脳裏に焼き付いている。
 つい先頃、所用で関越自動車道を通った。脳裏に記憶された妙義山とは余り似ていない。その日はそのままやり過ごし、日を改めて過去の記憶に対面しに行った。
 妙義インターを出て、地図を頼りに村道まで車を進めた。砂利道はすっかり舗装され、住宅が並ぶ。小高い丘に登り、過去の印象を求めたが目にはいるのは建造物ばかり。
 懐の小銭をはたいて食べた定食屋は昔のまま。あのカツ丼の味も忘れられぬ。
 食堂に入りカツ丼を注文。私のイメージデーターは今でも妙義山の山並みと桂林は同じだ。

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