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 字画に依って隠し言葉を創る例として、山又山=出 の字となり、口の中に口を添えれば、回の字となる。

山上安山経幾歳,口中添口又何時。の句が有る。

 これは、山に山を置けば「出」の字となり、口の中に口を添えれば、「回」の字と成る。これは、出發して幾歳経ただろうか?故郷へ回るのは何時だろうか?

 このように、文字を工夫して隠し言葉とする對法を離合對と云う。

人曽執筆君言志;人+曾=僧
  僧執筆君言志

艸化招蝶我酔春;艸+化=花
  花招蝶我酔春

人曾執筆君言志,艸化招蝶我酔春。

  僧執筆君言志,花招蝶我酔春。

 

言和寺麗留佳客,;言+寺=詩  言葉とお寺院が麗しく、佳客を留め
  詩麗留佳客,        寺院は麗しく佳客を留め

日與禾疎過野塘。;日+禾=香  お日様と稲穂が疎らで、野の堤を過ぎる
  香疎過野塘。        香りは疎らで、野塘を過ぎる(香は即ち稲穂の香り)

言和寺麗留佳客,日與禾疎過野塘。

 

 

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