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文字

    この對法は説明するよりも、実物の提示の方が判りやすいので、以下に作例を示して、説明の任を免れる。

不衰未歸

眉軟頬勝

この句を判りやすく並べ替えると

不衰


未歸

同様に
    議
眉軟

 論
頬勝

 七言の絶句や律詩の場合は「不衰未歸。」の句法は対応できるが、「眉軟頬勝。」の句法は、平仄配列の規範上対応出来ない。

 作例を挙げると・・・

秋動,
影横。

 この句を判りやすく並べると


秋動,



影横。

註:作例は、七文字全部を対照にしたが、現実の作品では、四文字を対照にした作品が殆どである。

 「眉軟頬勝。」の句法は、七言の絶句や律詩の場合は、対照の文字が二・四・七番目の字で、規範で平仄が決まっているので、対応は難しい。勿論古詩の場合は可能である。

重陽
壮士

 この句を判りやすく並べると
 緑
重陽

 紅
壮士

註:新体詩の「同義重出不可」の規範に触れる様に見られるが、対句句法として、整った用い方をするならば、句法の範疇として許される。

 

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