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器物 衣飾對TopPage

内容

 器物對と衣飾對は別々の事柄だが、亦共通する部分も多いので、纏めて茲に掲載した。

1−
 器物とは人工物を言い、小は掌に載る物から、大は城塞まで、全てを対象とする。

千尋鐵鎖沈江底,一片降旗出石頭。       劉禹錫

旦暮相携管城子,平生不昵孔方兄。       高橋藍川

烽火連三月,家書抵萬金。           杜甫

不寝聴金鑰,因風想玉珂。           杜甫

金蟾齧鎖焼香入,玉虎牽絲汲井廻。       李商隠

寶蓋・雕鞍  金爐・玉佩  天香・御馬  琥珀・瑪瑙  書帳・墨池  明鏡・太刀 漁舟・篝火 軽舟・小楼

註1:對法としては、人工物に対して人工物が對しなければならないと言う決まりはない。ただ、人工物と人工物の組み合わせの對を殊に器物對と言う。

註2:人工物に対して、人工物以外の物で對を成している作品は多い。

2−
 衣飾とは身につける衣服や装飾品を言う。

衣裳已施行看尽,針線猶存未忍聞。       元 禾眞7A39

解衣・高枕  細葛・香羅  戎服・儒冠  青袍・黄綬  素錦・青袍  解衣・引杖

註1:衣飾に対して衣飾が對しなければならないと言う決まりはない。ただ、衣飾と衣飾の組み合わせの對を殊に衣飾對と言う。

註2:衣飾に対して、衣飾以外の物で對を成している作品は多い。

 

三城帳蜀昇平夢,一曲鈴關悵望心。       崔塗

 

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