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孤平には二つの考え方がある。
1−平脚の句で、「韻字以外で平声を一っしか残さない(通算二っ)事を孤平と謂う。
五言の場合、例えば「○○ ●●◎」の第一字目の○を●にしてしまうと、●○ ●●◎に成って、韻字以外に、平○が一つになってしまう。因ってこの様な状態を「孤平」と謂う。
七言の場合、例えば「●●○○ ●●◎」の第三字の○を●にしてしまうと、●●●○ ●●◎に成って、韻字以外に、平○が一つになってしまう。因ってこの様な状態を「孤平」と謂う。
2−句の中で二つの仄聲字の間に一つの平聲字が挟まれた場合、その他に平聲字が有ることを問はず、全て孤平として考える。
例えば「○○●●○」は第一字目が仄聲に変わったら、●○●●○と成って、孤平を犯してしまう事となる。
また七言の場合は、「●●○○ ●●◎」の第三字が仄聲に変わったら、●●●○ ●●◎と成って、第四字目は仄聲に挟まれて孤平と成る。
注:○平 ●仄 ◎平韵 を表示します。
注:孤平を救う方法が有ります。「拗救」の項を参照してください。
註:孤平を犯しては成らぬと言う規律は、現代では絶対的な要件ではないようである。(日本では絶対と言われている)
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