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次韵或いは歩韵TopPage
漢詩の応酬に用いる詩法で、前作に対して、韵字を同じにすることと、韻字を用いる順序と、前作の趣旨をを踏襲することが条件になる。亦「歩韵」とも言われ、応酬では一番多く用いられる詩法である。歩韵とは、「歩伐相随」、即ち相手の韻を借り取って、詩を作るという意味である。
そして、応酬には、玉作の趣旨を踏襲し、前作者と面識のある人は無論のこと、面識が無くとも対応出来る。面識のない人の作品と言えば、古典作品はその範疇に入る。
前作意を理解し、玉稿に敬意を表すると共に、自分の意見を述べるのである。此によって、個人と自分との対比が出来、会話が出来る。使い方によっては実に有意義な詩法である。
次韵重陽先生之玉作
音書落落憶君時,携酒舐筆舊雨来。
双燕穿窗蝸試篆,紫陽花萎石榴開。
勧杯闘句詩言志,白髪情興鴎鷺懐。
傲骨心頭私自愧,枯腸順耳復登臺。
重陽先生玉作
春風春雨知春時,萬紫千紅競自来。
不是夏日驕陽烈,何需楊柳蔽蔭開。
羞守痩秋百花后,微露輕香酬君懐。
但待瑞雪祥雲至,笑迎紫気降金臺。
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