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元次山体

 元結の字は次山である。李白・杜甫と同時代の彼は、当時の「更相沿う襲、拘限聲病、喜尚形似」と言うような作品に反対して、詩が社会現実を反映するように求めた。彼は五言古詩を得意とし、言葉が素朴で、詩風に優れ、内容も民間の苦しみを描くのが得意であった。

 自分の風格に近い沈千運・王李友・于逖・孟運卿・張彪・趙微明・元李山など七人の詩二十四を選んで、「篋中集」と名付けたので、その詩体は詩論家たちに「篋中体」とも呼ばれた。

  朝陽巖
仰望九疑雲裡横,俯臨瀟水鏡中清。
舂陵太守還都日,登此憑軒何若情。

  溪
氣澄南野,探奇湘水邊。
憑亭欣六厭,看石憶千年。
忘世縱瞻眺,適心自転旋。
如今人共樂,何必獨陶然。

 

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