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弘正体

弘正とは明の孝宗の弘治(1488〜0505年)と武宗の正徳(0506〜1521年)と言う二つの王朝を指す。この時期は、李夢陽・何景明・邉貢・徐禎卿・康海・王九思・王廷相と言う七人が代表的な詩人であり、何れも李東陽の影響を受けている。

 復古を称え、古体詩は漢・魏の模倣となり、近体詩は盛唐の詩を模範とした。この七人は、詩論家達によって、「七子」と呼ばれている。後生にも七子と呼ばれる七人の詩人が居るので、区別するため「前七子」と言われている。

 李夢陽・何景明を始めとする七人の外に、正徳年間の楊愼も有名である。彼は才気溢れ、詩風が清麗で、盲目的な古詩の模倣ではなく、自ら一派を築いた。彼もまた、弘正体の主要な詩人である。

  李夢陽詩 書法作品として掲載されたー廷多詩文の一端(五律の對仗)
峯雲低棟白
湖日倒碑黄

  (菊を詠じた詩)
万里遊燕客,十年帰此台。
只今秋色里,忍為菊花来。

楓葉梧青落,霜花菊白堆。

 

李夢陽・何景明・邉貢・徐禎卿・康海・王九思・王廷相散曲元曲楹聯自由漢詩笠翁対韻羊角対漢歌漢俳填詞詩余曄歌坤歌偲歌瀛歌三連五七律はこの講座にあります